EMを用いた環境学習年間指導計画案(小学校低学年用)(その2)

 

1, 単元名 生ゴミ処理による野菜作りと調理実習

2, 目標

・環境保全と安全な食について考える。生ゴミや残飯などが環境に及ぼす影響について話合い、EMを活用するとリサイクルできる資源であることを体感してもらう。

・農薬や化学肥料が身体や環境に及ぼす影響について学び、EMを活用した植物栽培から生命を育むことを体験してもらう。

・収穫後、調理実習を行い、食物が自分たちの食卓にあがるまでの一連を体験する。

3, 単元の構成(30時間扱い)

@身近な生ごみ調査、観察のまとめ

・家庭から排出されるゴミの多さを認識してもらい関心を持ってもらう。

A生ごみ問題とリサイクルの重要性

夏休みを利用して親子で最終処分場や役所に出向き現状を把握してもらい環境汚染などの問題を意識してもらいその対策について考える

B生ごみ処理と土作り講習会 

・生ごみも有効に処理をすれば資源になるということを発酵の原理も加えながら認識してもらう。              

CEM生ごみ処理と土作り実習   

・学習したことを実際に体験し、環境浄化につながるということを認識してもらう。

D植物栽培  

・EM生ごみ肥料を利用して野菜栽培を行うことにより、食料の生産や有機物のリサイクルについて学習する。       

E調理実習

・収穫した野菜を親子で調理し、食べ物の大切さや有機栽培野菜の美味しさを感じてもらう。

 

 

4、年間計画

学習内容

実習、実験

備考

 

 

 

7月

ゴミや食べ残し、生ゴミの行方と環境に及ぼす影響を考える。家庭からのゴミの排出状況を確認し、どのくらいの量のゴミが出ているのか、どのような種類のゴミなのかを調べる。

各家庭から出る生ゴミの量や種類を調査し、発表する。また、日本全体でもどのくらいのゴミが排出されてているかを調べ学習し、まとめる。

家のゴミを調査するための項目(・・・ゴミ袋○杯、内容・・・紙くず、生ゴミ等、感じたこと・・・)などの調査表を渡す。

 

 

  

  

8月

食べ残し、生ゴミは最終的にどうなっているかを認識させる。生ゴミを処理するためにかかる費用がどのくらいなのか?を調べリサイクルすることの重要性を考える。

ゴミ減量に関する知識を高める。

親子で地域に出向いて一緒に調査を行う。

ゴミ焼却場やリサイクル施設の見学も行い現状や問題点を聞いてみる。

地球の環境汚染の現状などグラフや絵入りの資料等を渡す。環境汚染の原因をいくつか挙げ、生ゴミはどうすればよいかアイディアを出し合って発表してもらう。

EM

 

 

 

 

9月

環境汚染原となっている生ゴミをリサイクルし、土に戻す事の必要性と、それにEMを活用することの意味を学ぶ。(生ゴミが腐敗しないので、土に戻しやすいなど。)実際にそのクラスで出る給食の食べ残しをEMで処理する。

給食の食べ残しをEMボカシで処理し、生ゴミ発酵肥料を作ってみる。身近にある食品加工にも使われる有用な微生物EMを活用することで、生ゴミがリサイクルできる資源だということを実際に「生ゴミ処理」を通して体験する。

生ゴミ処理バケツ、EMボカシなど生ゴミ処理に必要な資材を準備してもらう。生ゴミ処理バケツは最低2個用意してもらい、毎日出る生ゴミを処理して土に戻すローテーションを組めるようにする。

  

 

 

   

10

生ゴミが資源として生まれ変わり、その肥料は土を肥沃にさせることが出来るということを体験を通して学ぶ。微生物が土に及ぼす影響や科学的な解明というよりは、生ゴミをリサイクルすることで、環境浄化に繋がるという事を認識させる。

生ゴミをEMボカシで処理し、土に戻すまでを体験する。土に戻して後、野菜など植物の植え付けを行う。

 

 

 

 

 

 

11

 

 

12

 

調理することを前提に、栽培植物を選択してもらい親参加型で栽培を行う。

 

カレー:人参、ジャガイモ、玉ねぎ

サラダ:ミニトマト、サラダ菜

・毎日の水やりなどの管理をEMを活用して行う。(必要であれば米のとぎ汁EM発酵液を作って使用する等)

・栽培期間中を利用して簡単にできる発酵食品(ヨーグルト、酸乳、味噌、パン等)作りをPTAの方と行い、微生物の働きとしての「腐敗と発酵」について理解してもらう。

 

・校内での栽培が基本だが、農地確保が困難な場合は、近所の農家からの借用も考える

・植えつけた植物は、絵に描いて生長を記録させるため日記帳を準備させる。

できれば生ゴミ肥料を使っていない畑での栽培と比較実験をしたい。

調

 

 

 3月

収穫物を親子で調理し、食の安全性、重要性について考えてもらう。

市販の野菜とEM栽培野菜の食味テストを行い違いを実感してもらう。

生ごみを出さないエコクッキングの方法を考えてもらいゴミ減量に取り組んでもらう。

 

 

 

 

3月

学習のまとめ

一連の作業と実習からまとめる。

感想や問題点、新しい提案等をまとめ、発表会を行う

 

 

 

 

 

5、予算

・ EM米ぬかボカシ(自作30kgとして)         3000円

・ 苗代                          1000円

・ 生ごみ処理容器19L(2つ)              4800円

・ EMサンプルセット(40セット)            12000円

・ 小さな生き物たちの大きな力(40冊)           4000円※

・ その他(プランター、移植ゴテ等)            2000円

     合計                     268000円  

                                                         

    ※ 資料書籍は環境学習ネットワーク(EL-net)より提供

 

6、指導者

学級担任1名+補助(学校サイド)1名+技術指導員(EL-netボランティア)1名

 

7、留意点

野菜栽培を行うために日々管理が必要になるため、水掛当番等の管理を計画する必要がある。


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